2010-01-01から1年間の記事一覧

『はんのう心の健康フォーラム』に参加して

12月11日に(社団)埼玉県精神保健福祉協会主催の『はんのう心の健康フォーラム』が飯能市民会館で行われました。(県発障協を通じてお知らせが来たので、私は職員2名と一緒に参加しました。) <『こころの健康フォーラム』その1〜いのちの電話のこと…

人をつくる〜人材難時代に考える〜

現在、社会福祉業界全般について人材難の状況が続いております。 一般企業対象の、ある調査によると、元々の若年層の人口減少に伴う絶対的な人材不足に加えて、「7・5・3現象」(就職3年後の若者の離職率:中卒7割、高卒5割、大卒3割)などと言われて…

パスティ カーロ(pasti Caro)開所

多機能型事業所「ワークスしんあい」の就労継続B型に、念願の食品加工棟を建設することができました。 10月2日10時から、関係者だけのささやかな開所式を行いましたので、当日の内容は、“事務局ブログ”欄を参照していただいて、ここでは、これまでの経…

“高齢を生きる”〜秋彼岸に思う〜

最近、本屋で高齢者関係のものが目に留まりようになりました。先日買った塩田丸男著『すこやかに生きる』(NHKラジオテキスト)中、1969年のある世論調査「あなたは年齢的に何歳ぐらいの人を老人だと思いますか」によれば、「55歳以上 1.5%」「60歳…

制度改革の<論点>に思う〜特定の生活様式を義務づけられないこと〜

「現在、13万人もの知的障害と言われる人たちが入所施設に閉じ込められている」と、少しインパクトのある発言が、当事者委員からあったという「障がい者制度改革推進会議」(障害当事者代表が多く参加)が本年1月に発足して、6月7日には「障害者制度改…

医療モデル、社会モデル、そして生活モデル

障がい者制度改革推進会議から国に提出された『障害者制度改革の推進のための基本的な方向(第一次意見)』を受けて、6月29日に閣議決定された『障害者制度改革の推進のための基本的な方向について』(以下、「基本的な方向について」)によれば、日本の…

二十歳のあいさつ

久しぶりに見かけて、立ち話になった元同僚は、こう言った。 「あっ、そうそう、G君のことだけど、もう4年くらい前になるかな・・・、ちょうど私が勤務中に電話があって、<Y市の警察だ。Gさんの親類縁者を捜しているが、本人の親せき筋は転居してしまっ…

入所施設の行方〜『第一次意見』を踏まえて〜

社会福祉法人親愛会が認可されて、32年目の春を迎え、夏に入ろうとした6月7日に障がい者制度改革推進会議から『障害者制度改革の推進のための基本的な方向(第一次意見)』(以下「第一次意見」)が国に提出されました。 これを受けて、政府は早々と、「…

選択・決定の自由ということ

1960年代に北欧から始まったノーマライゼイションの思潮をもとに障害者の権利擁護が進んで、日本では、それまでの措置という行政処分としての障害者福祉を見直して、平成15年4月施行の支援費制度では、障害者自らが福祉サービスを選択し、自己決定す…

赤い自転車

我が家の愛犬ラブは、アイリッシュセッター種で、若いうちはぐいぐい手綱を引いて、人間との散歩には余り向かない少し大型の猟犬でありました。 もう5〜6年も前のこと、ある朝、中年の女性が左側通行でこちらに向かって来て、私が愛犬を右側通行で連れて歩…

尊厳を支える〜<人権感覚>これが全ての始まり〜

去る7月5〜6日に、東京国際フォーラムを会場に、「平成22年度全国知的障害者関係施設長等会議」(日本知的障害者福祉協会主催)が行われました。第1日目の基調講演『障害福祉施策のゆくえ』(さわやか福祉財団理事長 堀田力氏)は大変印象的な講演でした…

早朝、通りがかりのこと

【早朝、通りがかりのこと】 「(確かに、あの人だ!)」 ―彼は、毎日同じ時刻のバスに乗ってやって来て、途中、私たちとすれ違い様に「お早うございます」と笑顔で挨拶をしている人に違いない。すれ違うことができる道のりは、彼の通勤路と私たち2人の散歩…

仕事のやり方〜一流のプロになるには〜

NHKテレビテキスト『仕事学のすすめ』で伊藤忠商事相談役の丹羽宇一郎氏が「人間力養成術」(専門力が仕事をひらく)の中で、次のように述べております。 **********************************1、「会社に入って10年…

春、彼岸の頃

※前ホームページ工事中の間、『親愛南の里』欄に掲載されなかったNO40以降のうちのいくつかを、今後、合間を見てご紹介していきたいと思います。 ********************************** 【春、彼岸の頃】 電車を降りると、…

人生は?阿弥陀くじ?

「人生は阿弥陀くじ 1本線を 入れただけで 思いがけない 出会いがある」 これは、『読売新聞(平成22年6月1日朝刊)』 に掲載されていた「よみうり5行歌」の中で、特に気に入ったので、書きとめておいた作品です。 私も、かねがね人生は阿弥陀くじだと感じ…

工夫ということ〜前に「進むため」「進める」ために〜

先日のテレビ番組で、大変興味あることが紹介されていました。 それは、東アジア圏で使われている漢字に、それぞれの国によって意味合いが違うというのです。確かに、身近な話の中で「飯店」が日本語の「ホテル」「旅館」であったりするくらいのことは、誰に…

埼玉県地域生活定着支援センター開設に際して

5月10日に、埼玉県地域生活定着支援センター開所式を、法務省、県、市、県社協、県発障協始め関係種別団体等の関係者をお招きし、そして他のサテライト3事業所のスタッフにお集まりいただいて、本事業のセンター機能をも併せ持つ本事業所でささやかに行…

今年度の漢字『進』〜平成22年度〜

昨年度より、年間の目標とする漢字一字を年度初めに決めることとしました。平成21年度は、『協』の一字を「今年度の漢字」としました。 この字を選んだ理由は、以前のブログ欄に記したとおり、昨年4月1日に川越親愛センターが障害者自立支援法による新体…

フルマラソン完走記〜第1回佐渡トキマラソン大会〜

(上:全員完走後の記念写真、下:ゲスト千葉真子さん) [:W180][:W250] (左:日本最後の野生トキ「きん(はく製)」、右:トキの森公園) 韮澤さん(職員)に誘われて、ともいき会の菊本さんたちと、とうとうフルマラソンに出場することになりました。 前…

100歳以上まで生きる〜長生きの秘訣〜

先日、あるテレビ番組に聖路加国際病院理事長(医師)日野原重明氏(98歳)が出演して、自らを語り、さらに長生きの秘訣を語っていました。 ********************************** 現在、日本の100歳以上の人口は4万人を超…

「誠実を胸に刻み、共に希望を語ること」

平成22年度が始まり、4月1日に恒例の法人の「辞令交付式」を行いました。(※「事務局日記」参照) ********************************** 『学ぶとは誠実を胸に刻むこと、教えるとは共に希望を語ること』(フランスの詩人ル…

おきな草に寄せて〜宮澤賢治の世界〜

「おきな草 ヌヴォーランプの 深き赤」(井蛙)おきなぐさ(翁草)の花が咲きました。 数年前のこと、7月に所用で長野県に行った折、帰りに立ち寄った野沢温泉の朝市で、誘われるようにおきな草の種を買いました。その綿だらけの種を箱に蒔いておいたら、予…

署名お礼〜有難うございました〜

「水仙」(親愛南の里) ********************************** 馬毛島への普天間基地移転反対の署名について(お願い)時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。社会福祉法人親愛会の運営につきましては、日頃より…

絆と夢(職員のモチベーション)〜障がい者総合福祉法の行方〜

先日、北朝鮮拉致被害者の蓮池薫さんがNHKテレビのインタビュー番組に出ていました。拉致問題そのものへの言及は、この欄では控えさせていただきますが、蓮池さんが番組最後に語っておられたことが印象的であったので、覚えている限りを記述させていただきま…

報道あれこれと実際〜そして、男性・女性〜

テレビでは、「最近、殺人事件などの凶悪犯罪が増えている。世の中、どうかなってしまったのか!はたまた、不況のせいか!」などと、解説者が声を荒げてコメントを入れているのを目にします。それとは逆に、元検事の解説者が、「昔は、家庭内の殺人事件は余…

完走〜青梅マラソン〜

とうとう、今年7月に還暦を迎えることとなってしまいましたので、どうしてもその前にやっておきたいことの1つに「フルマラソン」があります。 「フルマラソンを走らなきゃマラソンは語れない」と、ずっと思っていたのですが、今月21日に、青梅マラソン30キロ…

万事休す!

そういえば、2月のマラソン大会を前に、毎週土曜日(または日曜日)午前中に練習している25kmジョギングのタイムが、先月のこと、頑張った割に悪かったし・・・、汗を流した後に、つかった浴槽内でもなかなか身体が温まらなかったのでありました。その上、昼食…

書道展にて〜「春が来ない冬はない」「―前へ」〜

「書道展にて」(その1、「春が来ない冬はない」) 埼玉会館の地下展示場は、絵画・写真・手芸等々の趣味クラブの発表の場として親しまれています。中でも、書道展は、地味(?)な割に、度々開催されていて、いつしか私は「書道のメッカ」だと、私勝手に吹…

ブルックナーの音楽〜朝比奈氏と小澤氏〜

どうしても小澤征爾氏の音楽を聞いておきたいと思ったのは、2002年1月1日、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の『ニューイヤーコンサート』の指揮者として、テレビで聞いて以来のことでした。 暮れの12月8日、近くの埼玉会館で行われた新日本フィル交響楽…

福原地区元旦マラソン大会

(走り終えて…) 1月1日、第34回福原地区元旦マラソン大会(約5.5km、時間計測なし、無料)に出場しました。 本大会は、川越親愛センターも親愛南の里も所属する川越市福原地区で、地区の体育協力員連絡協議会(通称「体協」)主催で、毎年正月元旦の早朝に…