2012-01-01から1年間の記事一覧

散歩〜同じ道を帰ると・・・〜

皆様方の中には、健康のため、生活習慣病予防のため、理由はいろいろありますが、散歩を趣味・日課としていらっしゃる方も多いと思います。 先日、早朝のテレビ番組で、映画監督の大林宣彦氏が 「これまでは自宅の周りをぐるっと一回りして来たのですが、あ…

自分の考え〜机の上で勉強していると・・・〜

「机の上で勉強していると“そうなんだ”で終わるけれど、実際に体験してみると自分の考えがもてる」 これは、先日、高知県で体験修学旅行をした小学生がテレビの取材に答えた言葉です。 私には修学旅行まで体験(型の学習)なのか少し疑問が残るところですが…

仕事をとおしての生きがい〜1万時間の重み〜

親愛会恒例の全職員対象『夏期研修会』が、8月17日に行なわれました。 今年の4コマ目【グループ討議】のテーマは≪仕事をとおしての生きがい≫で、7名ずつ全10グループに分かれて、活発な意見交換を行いました。当日のグループごとの発表で、また後日提…

2つの富士山と月見草〜夏の名残り〜

私の家に2つの富士山の花瓶があります。 1つは、5年位前のこと、深谷市内にある「あゆみ作業所」を見学した後で、立ち寄った同法人経営の「スワンベーカリー深谷店」で、窓際の陳列棚の上に置いてあった壺様の花瓶です。よく骨董好きの人が、“呼んでいる”…

“ある”“する”“なる”人生〜生きる構造〜

8月26日早朝、NHK教育テレビ(再放送)『心の時代』「“する人”から“なる人”へ」は、オーストラリアの国立神学センター所長(看護師・牧師)エリザベス・マッキンレー氏の認知症ケア法「スピリチュアル回想法」を紹介し、「患者ができないことではなく…

健康は1日1食にあり〜現代養生訓〜

今年1月、日本の将来推計人口が5年ぶりに改定されました。それによると、今後も少子化・無子化が進むとすると、日本の総人口は2010年からの50年間で、1億2800万人から8700万人へ、4100万人(率として32%)も減少し、高齢化率(総人口に占める65歳以上の人…

読みかけの本はありますか?〜知性・感性、そして体力〜

私自身の毎日の充実度を図る指標として、「読みかけの本と、まだ十分に聞き込んでいない音楽CDがあれば(幸せ)」などと、長年、時にふれ折にふれ、友人・知人に言ってきました。 人間の特性として、知性と感性があると思います。知性ばかりでは、いわゆる…

花見記〜今年の桜は例年になく・・・〜

今年の桜は、春が遅かった分、当地では4月10日前後の満開となりました。親愛センターの、かつて丸山先生から戸口先生への“園長引継ぎのソメイヨシノ(樹齢約20年)”も、初代理事長 郄沢先生の障がい者福祉への熱き思いを刻んだ『福祉の里の碑』の脇士さ…

平成24年度の漢字『見』

4月22日、恒例の新任職員歓迎会の席で、新年度の1文字漢字『見』(けん、みる)という字を発表しました。 昨年度は、『琢』、少し難しい字であったため、職員に意識的に広がったかどうかいささかの疑問が残るところですが、常日頃より職員自ら、また職員…

親愛会の現状と今後について〜『平成24年度親愛会事業説明会』より〜

4月8日(日)午前10時から、ご利用者家族(保護者)対象の『平成24年度親愛会事業説明会』を開催し、各事業所主任以上の異動を含めた職員紹介と新任職員紹介、そして事業計画説明&質疑応答を行いました。 どうしても都合がつかず、欠席されたご家族も…

『平成24年度辞令交付式』〜理事長挨拶〜

ご入職おめでとうございます。 NHKアーカイブスで、童話作家の椋鳩十氏が次のようなことを言っていました。「野生動物は、大自然の中でなければ本当の姿を見せてくれない。家畜は可愛がってやらなければ本当の姿を見せてはくれない。」 人間はどうでしょ…

ものの考え方〜吉本隆明氏逝去〜

3月16日に、詩人・評論家の吉本隆明氏が87歳で亡くなったと新聞テレビで知りました。 吉本氏と言えば、60年安保反対や全共闘運動のカリスマ的存在で、私の知る1970年前後も「ヨシモトリュウメイが・・・」などと氏の発言や投稿記事をめぐって、開店…

心を養い生を養う〜安岡正篤のことば〜

先日、友人2人と立ち寄った居酒屋でのこと、「この間、素晴らしい古本を見つけたんだ。」「俺は、以前から読んでいて、時たま引用させてもらっている。」と、いつもなら世間並みに年齢相応の病気話を皮切りに展開するはずの話題が、私の全く知らない本の話…

去年今年に思うこと〜“意味のないことは起こりはしない”のか〜③

(その4) 年は明けて、正月2日、恒例の『第88回箱根駅伝』では、地元川越で練習を積む東洋大学チームが総合優勝し、往路5区、高低差800メートルを一気に駆け上る難コース出場のキャプテン柏原竜二選手の大活躍が改めてクローズアップされたところで…

去年今年に思うこと〜“意味のないことは起こりはしない”のか〜②

(その2) 季節は秋を迎えて10月4日、聖路加国際病院理事長の日野原重明氏がめでたく100歳を迎えられたというニュースが流れ、特集番組がありました。NHKスペシャル『日野原重明100歳いのちのメッセージ』では、毎日の緩和ケア病棟での末期がん…

去年今年に思うこと〜“意味のないことは起こりはしない”のか〜①

俳句の正月の季語に「去年今年(こぞことし)」というのがあります。意味は、去年・今年に思うことですから、上五、あるいは下五に入れさえすれば、日常些事何でも俳句になってしまいそうです。ところが、いざ作ってみると難しいのではあります。 (その1)…