2019-01-01から1年間の記事一覧

藤田会長の悲願~人権の碑除幕式~

先月20日午後のこと、法人事務局入口にある私宛ての決済文書トレーに、ゆうメール(冊子小包)が乗っていました。表の郵便局のシールに草津栗生(局)とありましたので急いで裏を見ると、草津町の藤田さんのお名前が書かれてありました。私は、思わず「えー…

心臓が量産品に変わる日~相応の責任と覚悟を~

先月2日の日本経済新聞朝刊に『心臓が量産品に変わる日』の見出しで、衝撃的な記事が掲載されていました。特集『Disruption 断絶の先に 第7部 医ノベーション⑴』で、医療の最先端技術開発に余念のない、ある研究開発拠点を取材したものです。まず、【細胞を…

暴風被害~台風15号による教訓~

「それよりも、先日の台風の被害はいかがでしたか」伊豆七島の利島(としま)に住む友人からかかってきた電話で、開口一番、先方の用件を制して私が発言したものですから、少し間をおいてから、「ここは30分くらいの停電で済んだが、場所によってはもっと時…

私の散歩道~武蔵野新田集落を歩く~

長短はあるけれど、十年以上にわたって続けてきた朝の散歩道は、特別のことがないかぎりいつも同じ道で、体調と時間に応じて、2キロ程度から10キロ、20キロと自在に変更(ショートカット)できるコースです。そのコースの途中、県道8号線の案内標識「茶つみ…

父ちゃん・母ちゃんのいた風景~画家・原田泰治の世界~

先月下旬のある日のこと、出がけの雨模様の空も、上諏訪駅に着くころには今さら梅雨明け宣言を聞く必要もないくらいに、真夏の青空が広がっていました。目的地の諏訪市原田泰治美術館は、諏訪湖畔にあって、今から40年近く前に朝日新聞日曜版の表紙を飾った…

福祉は人のためならず~法澤さんという自称”燈台守”~

6月も半ばを過ぎた頃に、謹呈本『福祉は人のためならず・Ⅱ』が送られてきました。“(その)Ⅰ”は、今から7年前の2012年春にさかのぼります。 本の著者、法澤奉典氏は、私が初めてお会いしたのが1989年(平成元年)11月12日、この日から2週間にわたって行われ…

”変わる未来 変わらない思い”~創立40周年記念式典~

6月2日に、会場を市内にお借りして、大勢の御来賓をお迎えし、40周年記念式典を挙行することができました。ご多忙の中、また遠路はるばるお越しいただいた皆様方、お一人ずつに、これまでのお礼と引続きのご指導をお願いしました。 なお、親愛学園開設当初を…

令和の始まり

本日、元号が「令和」に改元されました。 親愛会では、5月1日は川越親愛センターの開園記念日です。当初の旧川越親愛学園開設からちょうど40年を経過したことになります。 ちなみに法人認可は2月20日で、設立代表者として髙沢幸治氏の名前が記された『(法人…

平成31年度辞令交付式

午前9時より、5名の新任職員を迎えて、みどりのまち親愛内の髙沢ホールにて、「平成31年度辞令交付式」を行いました。 私のあいさつでは、先月21日に引退会見したシアトルマリナーズ、イチロー外野手の“子供たちへのメッセージ”から、その一部を抜粋して、…

身軽で快適な生活と人生を~我が家の断捨離~

最初に「断捨離」という言葉を目にしたのは、昨年のこと、所属する俳句会で清記用紙に書かれたこの<ダンシャリ>としか読みようのない文字に出合ったときのことで、私は仏教用語(行事)を想像してみたものでした。 調べると、語源は、山下英子氏の登録商標…

AIの予測する未来~持続可能な社会と福祉~

今年1月1日の朝日新聞一面の記事は、連載記事<エイジングニッポン>③で、少子高齢化・人口減少の極端に進んだ30年後を想定した「2050年AIの予測シナリオは」と題して、京都大学の平井良典教授らが日立製作所の人口知能(AI)を用いて予測した“シナリオ…

現場実践者としての覚悟を問う〜施設関係者の本気度〜

去年今年(こぞことし)、昨年6月に成立した「働き方改革関連法改正案」が、今年4月1日に施行となります。本改正は、雇用対策法、労働基準法など関連8法に及ぶ改正で、施行日は大企業、中小企業及び職種によって違うため、私たち親愛会の規模ではあらかじめ…