健康管理も仕事のうち〜2020年東京オリンピック開催決定〜

私の職場の机の上に日めくりカレンダー『道をひらく〜松下幸之助 日々のことば〜』が置いてあります。1か月用なので、今年4月にいただいたとして、6周目になります。
週明け月曜日には、気持ちも新たに土日の分をめくって・・・と繰ってみるのですが、早ければ明日火曜日・・・、水曜日ともなればすっかり忘れて、いつも4枚5枚めくらなければ今日が出てこないことになってしまいます。私の性分なのでしょうか、日めくりの特性なのでしょうか。
松下氏(パナソニック株式会社創業者)については、“経営の神様”としてあまりにも有名ですので、社会福祉法人が措置の時代の運営から契約の時代の経営へと変わったことをきっかけとして、著書『商売繁盛12の心得』『道をひらく考え方』など職員とともに勉強したことがありました。例えば、「1ファンをつくる」「2感謝の心を忘れない」「3まずサービスする」から始まって、「6使命感をもつ」「7当たり前のことを当たり前に行う」等々、今でもその章句を見ただけでも心得として肝に銘じておきたくなるものばかりです。
上記、日めくり、本日9日のことばは『健康管理も仕事のうち』、その解題として、
「強い熱意があろうと、また素晴らしい才能を持っていようと、病に伏したのでは宝の持ち腐れになってしまう。やはり健康であればこそ、それらを仕事に生かすこともできるのである。そう考えるなら、健康管理はまぎれもなく仕事のうち。お互い、心身ともの健康に十分留意したい。」
とあります。
ちなみに、そもそもあまり健康ではなかった私は、子供時代を両親に苦労して育ててもらって、若かりし頃はどうにか健康でいられたものの、50代も半ばを過ぎると、健康診断(人間ドック)で、やれ高血圧だとか前立腺だとか・・・、そこで友達の勧めもあってジョギングの生活改善・・・、自らを「高血圧ランナー」と称して、あちこちの市民マラソンを完走して、健康を死守してきたのではありました。
ところが、数年前から腎臓だとか膵臓だとか、果ては肺臓にまでチェックが入って、そのたびに精密検査、再検査の雨あられ、その上、歯まで年相応の歯槽膿漏が出始めて、目も当てられない。
通院のたびに領収証が増えていって、“65歳以上の高齢者が医療費の50%を使っている”実感が、その入り口にいる私に、ひしひしと伝わってくるのです。
とはいえ、松下氏が言わなくとも、健康第一。絶体絶命の検査結果の後の、帰りの駐車場で、
亀鳴くや 精密検査 異常なし(井蛙)
と、胸をなでおろすことも多く、今のところ、どうにかこうにか、油断はできませんが、かろうじて“セーフ”といったところでしょうか。
ところで、昨日早朝に、2020年東京オリンピック開催が決定しました。
早くも、競技施設の新築・改築工事予算に4千億円、文科省来年度体育予算の大幅増額だとか、このままでは消費税の来年4月から8%、27年4月から10%へ、アップにも拍車がかかりそうです。
親愛会では、社会保障制度改革国民会議の言う「必要な財源は後代につけ回しせず、現在の世代で確保する全世代型の社会保障」のための財源確保は、今後の法人経営および各事業の安定的な継続に必要不可欠とは理解しつつも、計画されている特養施設整備事業の消費税アップの時期・比率、建築資材の高騰を大変恐れるものです。
ともあれ、7年後のオリンピック開催に向けて、今秋よりスポーツブームが起きて、大会に出場する可能性がほとんど無い年齢世代の人たちにも、これを契機に今まで以上に健康への関心、中でもスポーツを取り入れた健康管理、とりわけメタボ解消が推進されることと思います。
さしあたり、来たる11月24日に行われる『小江戸川越マラソン』に出場の31名の職員の皆様方は、必ずしも“健康管理も仕事のうち”とエントリーしたわけではないでしょうが、私も含めて、完走を目指してがんばる所存です。
今週末より、遅ればせながらの練習会が始まります。乞う、ご期待!です。
(理事長 矢部 薫)